福岡インディペンデント映画祭2014で監督作がダブル受賞!
7月末からグランプリ受賞作の舞台化を控え稽古中な上田慎一郎監督をゲストにお招きして、そのパワフルな創作活動の秘密をお聞きしました。

03:27 ショート・ショート・フィルムフェスティバル上映レポート&上田慎一郎監督(以下上)登場
会場の様子/舞台挨拶の様子/監督&キャスト集合写真

11:30 上「『恋する小説家』は、3年ほど前に制作したSFハートフルコメディー、って言ったら安いですかね。『彼女の告白ランキング』は去年の暮れに撮って今年の2月に完成したホッカホカのやつです」

12:33 上田監督 予告編上映
『彼女の告白ランキング』
『恋する小説家』

17:16 福田美由紀監督(以下福)登場
福「上田監督主催の映画製作団体『PANPOKOPINA(パンポコピーナ)』で制作したりしています。去年初めて短編映画『マシュマロ×ぺいん」』で監督をしたんですが上田監督の『恋する小説家』の美術も担当してます」

--「恋する小説家」の舞台化と演劇について

22:11 上「舞台が初めてというのと一緒に共同演出も初めて。映画は中学の頃から友達と考えて撮ったりしていました。演劇は高校でちょっとだけ。編集ソフトが使えたのは高3くらいからで、NGが出たら巻き戻して編集していました。音楽は、赤と白をCDプレーヤーでつないでリアルタイムで入れていました」
25:52 上「中1のときに国語で演劇をやろうという授業があって、既存のものはやりたくないと思って、初めて脚本を書いてそれが好評で全校の前でやろうということになって。キャストは、クラスだけじゃなく全校から選んでいいと言われて、3年生を送る会みたいなのでやったのが初演劇だと思います」
27:18 上「高校のときにも、文化祭でたこ焼き屋さんとかやりたくなくて、映画を作ろうとなって、高校3年間映画を作っていたので、そのときから演劇とか映画を作れていたというのはありますね。大学とか専門とか行ってなくて」
27:58 蔭「映画監督って映画の学校行ってない人も多いですよね」
28:10 上「大学中退とか多いですよね。大学中退タイプが一番大成しませんかね」
30:46 上「元々舞台っぽい映画が多くて、密室劇が多くて。限定されればされるほどやりやすいんですよね。一日の話とか、その部屋だけの話とかのほうが書きやすいんですよね。高校のとき三谷幸喜とか大好きで。あと群像劇が多くて、それはクラスメイト全員に見せ場を作らないと、というのがあってですけど・・・でもまあ、全部自分が主人公だったんですけど」
33:02 蔭「役者をやっていたから、役者さんが一番目立つような感じなんですね。監督によっては映像がキレイとかありますけど」
33:32 上「気にし始めたのは最近ですかね。やっぱり物語の面白さですかね」

--映画は自己嫌悪から生まれる

34:10 蔭「打ち合わせでは自分のこと全然話せないとか言ってたけどすごいしゃべれてますよね」
34:15 福「最終的に、自分のことが一番大好きですもんね」
34:19 上「みんな好きじゃないんですかね、好きであり嫌いですけどね。・・・深い。でも大体自己嫌悪からできますけどね、映画って。フラストレーションから」
35:00 蔭「幸せで平和な人には映画も演劇もいらないんじゃないかって究極の話ですけど、まあそんな人はいないわけで」

--福田監督作品「こんぷれっくす×コンプレックス」について

46:38 福「わき毛が好きな中学生女子と、わき毛がコンプレックスの中学生男子の甘い青春のお話。元々、思春期が好きで思春期に憧れをもっていて、あとは自分が毛フェチっていうのもあるんですけど。以前制作した作品もわき毛が関わっていたというのもあるんですけど。今回もわき毛をフューチャーした作品を新たに制作していて、思いのほか、個人的に脚本が上手にかけたと思っていたので、このアニメもいずれ実写にしたいと思ってます」
48:05 上「プロデューサーとして関わっていたんですけど、今回は『プレスコ』という手法を使っていて」
48:10 福「先に音を録って、それに合わせて私がアニメを制作するという手法ですね。最近だとジブリの『かぐや姫』とか」
48:35 蔭「役者が自分のリズムで芝居をして、それを動かしてもらえるという」
48:50 福「自由度が結構高くて、噛んでくださいとか。音がすごく良く録れていてモチベーションはすごく高いんですけど、それがゆえにプレッシャーも大きいという。海外にも出したいと思ってます。メインキャストはほとんど実年齢と同じくらいの子を使っているので、見ていて気恥ずかしいというか、声聞いてるだけでニヤニヤしちゃう」
50:45 上「映画みたいなアニメを作ろうというスタンス」
51:10 福「私の絵がわりとリアルテイストなものなので、声優さんの声も実写演技のようなナチュラルなものをお願いしています」

--映画祭で賞をとりにくい作品

55:40 上「映画祭とかで賞をとりにくいんですよ。観客賞とかはいけたりするんですけど」
56:00 蔭「映画祭の審査員とかは、「映画ってものは・・・」って視点で評価するから」
56:30 上「でもそういうフラストレーションで『彼女の告白ランキング』っていうのを作ったんですよね。映画祭とかで、映画はできるだけセリフを省いて、ナレーションとかも使ったらあかんし、音楽を多用するなとか、映画祭で言われるんじゃないですか。そういうのに対して「うるせえ」って気持ちで、ものすごく極端にそっちに振ったんですよ。映画ってなんでも許されるって聞いてたのに注文つけてんじゃんみたいな。言うてることはわかるんですけど。基本はそうなんですけどね」
58:08 蔭「つっぱりましょうよ、自分の作風を曲げずにね」
58:05 上「シリアスなのも何回か撮ったことがあるんですけど、大体シリアスなのはすべってるというか。なのでエンターテイメントなもので自分は作っていこうかなと」

-60:55 【告知コーナー】谷坪明英監督(以下谷) 登場&予告編上映
『ONE NIGHT(with Who?)』

66:36 谷「横浜で一般の方を募ってワークショップを行った際にできた映画で、作った映画を必ず劇場公開しますよという企画。作ることはできても劇場公開はなかなかないんですよね」
68:20 蔭「お金をとってお客さんに見せるというのはすごく大事」
69:31 谷「そのワークショップの枠組みが『ガチンコ・フィルム』というんですが、それを含めて横浜を舞台にした映画を公開しようというのがキネマ・カーニバルです」

出演

上田慎一郎 監督
UEDA, Shinichiro
1984年4月7日生まれ。東京都中野在住。中学生の頃からビデオカメラを振り回して友人と自主制作映画を制作。高校生の時には3本の長編を製作し、将来の夢を映画監督に定める。25歳で仲間を集い、映画製作団体PANPOKOPINA(パンポコピーナ)を結成。都内を中心に精力的に活動中。

12福田美由紀 監督
FUKUDA, Miyuki

13谷坪明英 監督
TANITSUBO, Akihide

MCのひとこと
先日の海の日に放送された映画チャンネルッ(=゚ω゚)ノ
史上最多 wでもないかもしれないけれど…お招きした監督さんが3人もいたので、とっても賑やかな会になりましたー
番組終了後には誕生日月のスタッフもいて、合計8人でホールケーキを喰らうという…((((;゚Д゚))))))wwwいい思い出が出来たねッ☆

「自分を否定しながら肯定をする…その繰り返しが良い作品を生み出すんだよね。」キュレーターの蔭山さんの言葉に対し、私は心の中で静かに納得していた。

放送前に自分のことを話すのが苦手だという上田慎一郎監督だったが、上田氏は製作した作品に対する質問に加え、中学校時代にさかのぼって自身のことを話してくれた。
それ故、質問内容を忘れてしまいそうになる場面も見受けられたが、途中から同席した福田みゆき監督が上手くフォローを入れてくれている。
そんな福田氏も自身が手掛ける作品の現場では勝手が分からず、戸惑っていたところを上田氏が手助けしてくれたと笑顔で語ってくれた。

そんな二人を見ていて気付いたことは自身が当事者になった場合、自己肯定感と自己否定感の間で揺れ、心の葛藤が常に生じているように思えた。
蔭山さんの言葉にもあったとおり…製作においてその繰り返しの先に見出されるものこそが、世に言う傑作と言われる映画作品に近付いていく過程なのかもしれない。
そういった意味でフォローに回る存在の大切さは言葉に出来ないほどのものであろう…何故ならば当事者の気持ちを汲み取った上で客観的に捉え、作品に対しての理解に当事者以上に情熱をかけなければならないからだ。
その点、上田監督と福田監督は互いに釣り合いのとれた関係性だといえるのではないだろうか。
今後の二人の活躍にこれからも注目していきたいと思う。

はいッ!!
面白い上田監督と可愛らしい福田監督…後、ダンディーな谷坪監督w
上田監督に至っては『恋する小説家』が舞台化になり、4日に映画チャンネルスタッフと観劇する予定です。
楽しみだねぇ♪(´ε` )
皆さんは夏バテしてませんか??
私は絶賛夏バテ開催中です…そこに遊びを加えないとやってられない(;´Д`Aw←ただ単に遊びたいだけ。。。
来月の放送は18日ー!!
お盆明けになっちゃうけど見てねぇー

新 麻記子