ゲストに帯谷有理監督をお迎えして、短編映画作品「洞波羅蜜多」上映や、映画祭のコンペ部門を立ち上げたお話など伺いました。

上映作品

「洞波羅蜜多」(ほらはらみった)
英語タイトル:Hora Paramita (Perfection in Grotto)
制作年:2008年
尺:11分
上映フォーマット:mini-DV
画面比:4:3
音声:モノラル
出演:大滝健志、小澤ともみち、吉田雄一
作曲/監督/脚本/撮影:帯谷有理
録音、音響:帯谷有理、北尾和弥
協力:村瀬太加夫、坂井田俊

解説

アンニュイな昼下がりの海岸、波を数えるために、潮の香りを嗅ぐために「私」は少年Xと再会した。…海辺を巡拝する二人の僧侶が擦るドニパトロ(銅鉢)と少年Xのメロディカによる、まさにその場所の名に於いて鳴らされる、無償のメディテーティヴ&オブセッシヴ・ドローン。

出演

obitani
帯谷有理 監督
OBITANI, Yuri
映像作家。
8mmで制作した最初の映画《毛髪歌劇》(’93)でイメージフォーラム・フェスティバル1993のフィルム・オリジナリティ賞を受賞。同年《毛髪歌劇》で劇場および国際映画祭デビュー。以降、《フランス映画》(’94)、《台湾少年》(’94)、《厭世フフ》(’98)などの問題作が国内外の数多くの映画祭や特集上映などで次々と招待上映される一方で、多くの映像作家が参加できる《路地の子》 シリーズ(’95〜)を企画したり、調布映画祭にショートフィルム・コンペティション(’97〜)を創設するなど、ユニークな自主映画運動を展開している。愛知芸術文化センターの委嘱による《サイケデリック・オルガン・パンダ》(03)では全編が「匿名性の主観映像」というドラマを試み、さらに《野巫女》(のみこ/‘07)以降は、1映画=1シークエンス・ショットによる「匿名性の主観映像」という独自の映画語法を固めつつ、「音響を撮影する」ことと「映画を作曲する」ことの統一を模索している。